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東京創元社メールマガジン(2026年4月15日発行)
1. 2026年6月の近刊案内 2. 2026年3月の重版情報
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【文芸誌】 ◇『紙魚の手帖 vol.29 JUNE 2026』 (A5判並製) ケイト・モートン『時計職人の娘(仮)』の先行掲載、ジェラルド・カーシュ初訳短編やコラムなどで贈る「2026年注目の翻訳ミステリ特集」。倉知淳、久永実木彦による新連載ほか。
【単行本】 ◇『カイロの死せる精霊(ジン) 精霊を統べる者』P・ジェリ・クラーク/鍛治靖子訳 A Dead Djinn in Cairo and Other Stories (創元海外SF叢書/四六判仮フランス装) 19世紀後半、伝説の魔術師アル゠ジャーヒズがジン(精霊)の世界の扉を開き、世界は一変した。ジンの魔法と科学の融合により急速な発展を遂げたエジプトでは、錬金術・魔術・超自然的存在省の特別調査官ファトマが怪事件に立ち向かう……ファトマと恋人シティの出会いを描く前日譚の表題作など3編収録。ネビュラ賞、ローカス賞など4冠&『SFが読みたい!』ベストSF2024海外篇1位に輝いた『精霊を統べる者』シリーズ最新刊!
◇『遠近法(仮)』ローラン・ビネ/高橋啓訳 Perspective(s) (海外文学セレクション/四六判上製) ルネサンス期の画家ポントルモが制作中のフレスコ画の前で殺害された! 傍らにはメディチ家の娘で婚礼を控えたマリア・デ・メディチの猥褻な絵が残されていた。ポントルモを殺したのは誰か? いかがわしい絵を描いたのは誰なのか? マリアの父コジモ・デ・メディチの命により、画家で建築家で美術史家、『芸術家列伝』の著者ヴァザーリが事件を調べ始める。ミケランジェロ、コジモ・デ・メディチ、マリア・デ・メディチ、カトリーヌ・ド・メディシス、チェッリーニ……等の176通の書簡からなる『HHhH』の著者による驚愕の書簡体ミステリ。事件は書簡で語られ、書簡で捜査され、書簡で解明される!
◇『二月に憂鬱な君へ お蔦さんの神楽坂日記』西條奈加 (四六判並製) 祖母のお蔦さんと神楽坂でふたり暮らしをする望のまわりは、今日も少しだけ騒がしい。何か秘密を抱えていそうな幼馴染の同級生、不思議な宛名が書かれた便箋に添えられた暗号のような図とメッセージ、浮気で巷を騒がせている有名人の来訪……。商店街のみんなに頼られるお蔦さんのもとへ集まる相談事に一緒に向き合う望は、少しずつ成長していく。情緒が残る街で、粋と人情と美味しい手料理が味わえる、大人気シリーズ第5弾!
◇『夢見る言葉 デフ・ヴォイス』丸山正樹 (四六判並製) 手話通訳士を父にもつろう児の荒井瞳美は、近隣の特別支援学校に通うことが決まった。一方、姉の美和は、受験勉強の末に幼馴染みの漆原英知とともに、私立の進学高校に進み、部活に力を注ぎながら進路と英知との関係に悩む日々。そんなある日、瞳美の通う特別支援学校で、大きなトラブルが巻き起こり、前代未聞の裁判に荒井家は巻き込まれてゆくーー。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ堂々の完結編。
【創元推理文庫】(海外ミステリ) ◇『壜の中の手記』ジェラルド・カーシュ/西崎憲他訳 The Oxoxoco Bottle and Other Stories 無人島で発見された奇怪な白骨と日記がささやかな楽園の終焉を物語る「豚の島の女王」、アンブローズ・ビアスの失踪という文学史上の謎に材を採ったアメリカ探偵作家クラブ賞受賞の表題作、18世紀英国で漁師の網にかかった極彩色の怪物の驚くべき正体が綴られる「ブライトンの怪物」――全編に横溢する残酷とユーモア、奇想を奇想たらしめる語りの妙、そしてひねりの利いた結末が時に人間の愚かさやもの悲しさをも漂わせる、異色短編作家の傑作選。
◇『黄昏の銃声』C・J・ボックス/野口百合子訳 Long Range 猟区管理官ジョー・ピケットは、ヒューイット判事が狙撃されたという連絡を受ける。自宅にいたところを狙われたが、弾は妻に当たり、彼女は瀕死の重傷を負ってしまった。判事は自分が有罪を宣告した者の中に犯人がいるはずだと断定し、ジョーを含む法執行官たちに捜査を命じる。ジョーは射撃のプロである盟友、鷹匠のネイトに協力を仰ぐが、ネイト自身にも危険が迫っていた……。急展開を迎える、大人気冒険サスペンス・シリーズ!
◇『猟犬の誇り』ジョン・マクマホン/髙山祥子訳 Head Cases FBI捜査官のガードナーは、他殺体の身元確認のためにテキサスを訪ねていた。殺された男はロス・ティグノン。七年前、ガードナーが担当した連続殺人事件で犯人と目されたが、逮捕寸前に自宅で焼死したはずの男だ。死んだ男が、なぜまた死体となって現れたのか? 黙考するガードナーのもとへ新たに一報が入る。二十世紀に連続殺人事件を起こし、長い服役を経て仮釈放された男が殺されたのだ。かくして事件は「連続殺人犯ばかりを狙う連続殺人」の様相を帯び――。奇妙な手がかり、深まる謎、執念の捜査行。全米の注目を集める俊英が満を持して放つ、最大熱量、最高濃度の警察ミステリ!
◇『スズメバチ』マルク・ラーベ/酒寄進一訳 Die Hornisse ロックスター、ブラッド・ギャロウェイのライブがベルリンで開催された。その最中、女性がステージで彼に謎の封筒を手渡した。その中のアルミケースには、凝固した血の上に小さな白い羽根が載っていた……。翌日の夕方、ブラッドの遺体が警察のゲストハウスで発見される。胸には〝愛する者の命は大事か?〟というメッセージが。刑事トム・バビロンは臨床心理士のジータと捜査を始めるが……。『17の鍵』『19号室』に続くシリーズ第3弾!
【創元推理文庫】(国内ミステリ) ◇『あなたには、殺せません』石持浅海 「犯人だって、好きで犯罪に走ろうとしているわけではありません。必ず迷いがあります。その段階でうちに来てもらえれば、犯罪の発生を未然に防ぐことができます」――そのNPO法人には、罪を犯すか悩む人が相談にやってくる。相談員はそんな犯罪者予備軍たる人々から聞き出した犯行計画の穴を次々と指摘していく。不備を突かれた者たちの殺意は、果たして本懐を遂げるのか。犯罪発生を未然に防ぐ!? 新しい形の倒叙ミステリ短編集!
◇『案山子の村の殺人』楠谷佑 案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた——。“楠谷佑”のペンネームでミステリを執筆する従兄弟の大学生コンビ、理久と真舟が、穏やかなはずの村で起きた連続殺人の謎に挑むシリーズ第一弾。本格推理の俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、スマートなロジックが魅力の推理巨編、待望の文庫化。
【創元推理文庫】(ファンタジイ) ◇『ゴシックタウン(仮)』エミリー・カーペンター/茂木健訳 Gothictown コロナ禍のためにニューヨークの一流料理店を閉店したビリーの元に、ジュリアナという南部の田舎町への移住勧誘メールが舞い込む。百ドルで豪華な邸宅を提供し、しかも起業の資金援助もするという内容に、疑いつつも好奇心に駆られ返信したビリーは、オファーを受けて夫と幼い娘と猫とともに移住を決断する。暖かな気候、素敵な館、親切な住民、理想の仕事……しかし、ジュリアナにはどこか奇妙な空気が漂っていた。シャーリイ・ジャクスンの「くじ」にインスパイアされた傑作ホラー。
◇『エミリー・ワイルドの妖精事典(仮)』ヘザー・フォーセット/原島文世訳 Emily Wilde's Encyclopedia of Faeries 樹木妖精学博士エミリー・ワイルドは、妖精に関する話(と証拠)を集めるために北極圏に近い島を訪れていた。ところが初日から族長の不興を買い前途多難な様相。そこに現れたのは同僚兼ライバルのバンブルビー。美形で人当たりがいい彼はすぐに村人に溶け込むが……。研究オタクのエミリーと傍若無人だが面倒見のいいバンブルビーの妖精フィールドワークの顛末は。ミソピーイク賞最終候補のロマンチック&コージー・ファンタジイ。
◇『忌み児(いみご)の町』阿泉来堂 高原市葦根町に暮らす高校生の霧山誠一は、プリントを届けるために訪れた戸口で、別人のように変わり果てた同級生の沙織を目にする。町で続発することとなる怪事の、それは先触れのひとつに過ぎなかった。甘く濃厚に漂う蠱惑的(こわくてき)な香り。キッチンに散乱する肉の空きパック。「最近この町は、何かおかしい……」。少数の住民たちの疑念が確信となるとき、日常世界は地獄に一変する。実力派作家が驚きの趣向を凝らした、不穏と戦慄の書き下ろしホラー長編。
◇『竜の医師団6』庵野ゆき 沖に流された仔竜チューダをリョウ、レオ、リリは飛空船〈リリ号〉に乗って空から捜索する。なんとかチューダを見つけたものの、怖ろしい敵の影が仔竜に迫っていた。危うしチューダ! 一方、ガナラージャで出会った竜ノ医師を目指す少年の存在が、封印されていたリョウの凄絶な過去の記憶を解き放とうとしていた……。南大国ガナラージャ編後編。竜の医師を目指す少年たちの奮闘を描く、大人気の異世界青春医療ファンタジイ第6弾。
【創元SF文庫】 ◇『射手座の香る夏』松樹凛 【第12回創元SF短編賞受賞作を収録】時間を遡(さかのぼ)る技術を応用し、「自らが生まれなかった」世界を選ぶ〈巻き戻し〉の権利が認められた日本。順風満帆な将来が約束されていたはずの十五歳の兄を、三十年前の〈巻き戻し〉により失った「ぼく」は、消失の謎を追うように故郷の島を訪れる――巧みな構成によって醸(かも)される読了後の余韻から、「忘れられない短編」として注目を集めた「十五までは神のうち」のほか、夏を舞台とする全4編の青春SFを収めたデビュー作品集が待望の文庫化。解説=飛浩隆 |
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○東京創元社メールマガジンは、 毎月5日頃に〈当月発売の新刊(下旬分)を書影入りで案内〉、15日頃に〈翌々月発売の近刊を書影なしで案内〉を、25日頃に〈翌月発売の新刊(上旬中旬)を書影入りで案内〉をお届けします。
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